72-JN ページ22
乳液を塗りながら
ユナヌナにカトクをした。
なんとか手を打ってくれそう。
稼いでて良かったと思う。
本当に声が良く出て、PDニムたちに
こうしたい、とかもたくさん伝える
ことができた。
「いつになく表現もいい」
「最近のなかで1番撮れ高がいい」
と言われた。
おかげで早めに終えられたし、
いい日本カムバになりそうだ。
16時、Aヌナにメイクルームに
行って欲しいと伝える。
その後、しばらく連絡がないということは
ユナヌナが上手くやってくれていると
いうことだろう。
ピロン!カトクが鳴る。
『いまメイクルームでたよ。
どこに行けばいい?』
「駐車場に来てください。
ランプをつけて先に車にいるので
何も言わずに乗ってください。」
ソワソワする。
ヌナのために用意したひざ掛けを
ぎゅっと抱きしめて待った。
ガチャ…バタン。
『…ジン?お、おつかれ…さま…』
あまりの美しさに何を言ったら良いか
わからなくなった。
『ジン…??
ユナオンニがメイクの練習台って
へ、変かな?』
「Aヌナ、世界一キレイ」
ユナヌナ、、すごいです。
いつもの服でこれは
お忍びの芸能人ですよ。
『…変じゃないならいいです…
とりあえず撮られたくないので
すぐ出たいし、今日のスタイリング
について話したいかな』
真っ赤な顔をして、
話をそらそうとするヌナをみて
僕まで耳が赤くなってしまった。
ドライブに入れて、アクセルを踏む。
お店とは逆へ向かう。
勘のいいヌナはすぐに気がついた。
『ねぇ、、仕事するんでしょ?』
「まだ早いので、
少し付き合ってください。
今日は僕のスタイリング、
Aヌナと一緒に決めて
買い取りしたいんです。」
チラッとヌナをみると
ムスッとした顔をして僕を見る。
その顔すら美しい。
『一応、衣装決めて持ってきたし
撮られたくない!!』
もーー。
なんのために
今日ユナヌナにお願いしたり
お店貸切にしたと思ってるの?
ヌナの後頭部に手を回し、
ぐっと引き寄せ、顔を
鼻がつくギリギリまで近づける。
「Aヌナ?
万が一のことがあっても
スタイリストさんと
衣装を探しに来たって
言えばいいんです。
本当なんですから。
僕のためだけに
Aヌナが選んで。」
顔をボボボっと赤くした
Aヌナは バッと
僕から離れると
コクリと小さく頷いた。
いまからはジンじゃないの。
ソクジンと楽しい楽しいデートの始まり
147人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もも | 作成日時:2021年3月9日 1時