休日 ページ12
ありがたいことに忙しくて久々のオフ
今日の予定はカノンのシャンプーとトリミング
今何時だろう…
時計は9:26と表示されてた
トリミング前にカノンとドッグランでも行こうかなと考える
ふと、スマホに1件の通知が来ていた
ラウール今日休みだよね?出かけない?
って真都から
適当に返信したら着信が…
「もしもーし？何」
ラウール
"ねぇ！出かけない？って聞いてるのにスタンプで返してくるってなに？"
「いや、だからスタンプじゃん」
ラウール
"ねぇ！！いい？いこう？"
「カノンのトリミング連れていくからその後でもいいなら予約が12時だから…その前にこれからドッグランいく」
ラウール
"OK！！じゃあ13時くらい？"
「了解！！」
電話を切ってから起き上がっていつものようにバイタル測定して記録して冷蔵庫からお茶を取り出し1杯飲んでから薬を流し込む
「よし、カノンおいで！！」
着替えて歯を磨いて財布とスマホと薬、車の鍵を持って外へ出る
カノンを車に乗せて公園に向かう
車で15分くらいの公園
今日はこの時間ともあって犬が多い
「カノン遊んでおいで！！」
カノンはあまり他の犬とは遊びばない
人見知りなのかな？
仕方なくドッグランは諦めて公園をぐるっと1周
そのまま車に戻ってドッグサロンに向かう
まぁドッグサロンと言っても…実家なんだけど笑
母
「おぉ、那月！」
『カノンのトリミングとシャンプーに来た』
母
「そう、那月は最近どうなの？体調」
『大丈夫！心配しないで！カノンお願い！夕方には迎えに来るからね』
とサロンへ預けて2階の実家に行き、遺影でしか見たことない父の仏壇へ手を合わせる
母さんが俺の病気を心配するのは…父と俺が同じ病気だから
だから、父と同じ運命を辿るのでは無いかと怖いらしい。
父は母さんより5歳下
母さんが27の時に俺を身ごもった
だけどその頃には父はもう長くは無いと言われてて…
生まれる直前に死んでしまった
22歳……
今の俺と同い歳だから母さんは尚更心配なんだろうな
とりあえず真都に今から行くと連絡して実家を出る
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作成日時：2024年4月17日 22時
