すのうーまん⑮ (ページ5)

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そんなこんなで迎えた2024年の新年会の日。

冬賀「やっぱり送っていきますよ。」

「すぐそこだし大丈夫ですよ？」

事務所での仕事を終え、これから新年会の会場である近くの居酒屋に向かう。
居酒屋までは歩いて10分程だから1人で行くと冬賀さんには伝えていた。

冬賀「…わかりました。2時間で切り上げてくださいね？あと、何かあればすぐに連絡ください。」

「わかりました。忙しいのにすみません。」

冬賀「全然。デスクワークに集中する時間ができるのでこちらもありがたいです。」

でもデスクワークに集中してるからと遠慮せず、何かあればすぐに連絡ください。と念を押される。

阿部「もう行く時間？気をつけてね？」

冬賀さんと話していたら阿部ちゃんが隣に来た。

阿部「俺も待ってようかな。」

「阿部ちゃん年始から忙しかったじゃん。帰って寝なよ。」

お正月休みはあったけど、早々から仕事をしていた阿部ちゃんに言う。

阿部「…なにかあったら連絡してよ？」

「うん。じゃあ、いってきます。」

「「いってらっしゃい。」」

2人に見送られて私は事務所をあとにした。