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暫くして、オフやこの時間帯に仕事が入っていないメンバーが続々と会議室に入ってきた。
チーフ「揃ったな。早速だけど報告するな。昨日、飲みの席でAのドリンクが差し替えられる事件があった。」
ラウ「それって、前にあった打ち上げの時みたいなやつですか？」
チーフ「そうだ。今回、冬賀と阿部が事務所で待機していたのと、深澤と佐久間の助けのおかげで大事に至ることはなかった。Aや同席していた人の話だとAはウーロン茶しか頼んでないから、Aが間違って頼んで自爆したというのはない。」
渡辺「でもAは目を離したドリンクは飲まないようにしてるだろ？どうしてそうなった？」
「ごめんなさい。私が自分で頼んでいればこんなことにはならなかった…」
チーフ「Aのウーロン茶を店に頼んだのは椎名だ。店側は椎名が飲む用のウーロンハイを頼まれたと言っている。椎名は常連でいつもかなり濃い目を頼んでいたそうだ。だからその時も、俺用にウーロンハイ頂戴と言われていつも通りのウーロンハイを作って椎名に持って行ったらしい。それをAに渡して潰そうとした。その後の言動的に潰れたAを連れ去ろうとしたんじゃないかと俺たちは考えている。」
宮舘「椎名さんは何て言ってるんですか？」
チーフ「今日は来ていない。無断欠勤だ。」
目黒「え？」
チーフ「昨日、冬賀と阿部がAを迎えに行く直前まで椎名はAがいた手洗いのドアの前にいたらしい。だが、2人が店に入ってきたタイミングで姿を消した。そこから現時点まで行方が分からない。電話も繋がらない。普段なら飛んだと思ってほっとくが、昨日のことがあるからSixTONESのマネージャーが家にいるか確認しに行ってくれている。」
目黒「黒じゃん…」
深澤「椎名さんが黒だとして、なんでそんなことを？」
阿部「Aに好意を持っていたとか？」
ラウ「それあり得るよね。結構Aのこと誘ってたでしょ？」
「でも同期会来ませんかっていうお誘いしかされてないよ？」
ラウ「ずっと機会狙ってたんじゃない？」
確かに声かけられることは多かったけど、同期会のお誘いの話しばかりだった。ついでに近況をということはあったけど…
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作者名：雪 | 作成日時：2024年4月15日 7時
