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その言葉にミンジが光の速度で振り返る。
私も釣られて入り口の方を確認すると、
そこにいたのは、
あのカフェのジミンさんとジョングクさんだった。
2人はカフェで働いている時は違って、
ゆるめの私服を見に纏い、驚きの表情であろう私達を見つけて、
彼らも同じく驚きの表情になった。
〈おっ!!!!ミンジちゃんに、Aちゃん?!
何々??2人で飲んでたの??〉
と言いながら、ジミンさんは
ミンジの隣の空いている椅子を引く。
ジミンさんに名前を教えた覚えはないが、おそらくミンジが言ったか、もしくはジョングクさんか、
なんてお酒の入った頭で考えながら、
ジミンさんの後ろのジョングクさんに目を向ける。
バチッといつかのそれのように目が合うと、
どちらからともなく、ペコっと2人同時に頭を下げた。
〈ジミンさん♡ずっと会いたかったんですけどぉ、仕事が忙しくて〜〉
瞬時に乙女モードになった、ミンジを横目で見ながら
グラスの液体を流し込む。
ジミンさんはというと、
もう既にミンジの隣に座っている。
…これって、もしかしなくても、
一緒に飲むことになる?
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作者名:じう | 作成日時:2024年4月11日 11時