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姉夫婦の家に帰るとお姉ちゃんが大介くんを見て笑い始めた。
「電器屋さんで偶然会って…。」
「今日はAが連れて帰ってきたのね。ドライヤーありがとう。代金はうちの大黒柱に請求しといて。」
「どうせ私も使うものだから。」
新しいドライヤーを設置して料理を始めようとキッチンに行けばもう大介くんは準備万端の様子。
「先生!」
「ふふっ。先生じゃないよ。」
「手洗い終わりました!先生つぎ、僕なにしましょうか!」
「餃子焼くのはまだ早いから実ちゃんと遊んどく?」
「いえ!チンジャオロースのお手伝いを!」
「ピーマン、切る?」
「切りたい!」
まな板の上にピーマンと包丁を用意して大介くんに任せてみる。
でも昨日お義兄さんは、大介くんが包丁持ったら危ないって言ってたような…。
「待って大介くん。」
「はい。」
「指、」
「指?」
「そこに置いてたら切る。」
「あっぶねぇ〜。ピーマンに集中しすぎて自分の指見てなかったわぁ。」
えへへと笑う大介くん。
そっと交代して、やっぱり餃子まで待ってもらうことにした。
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minese(プロフ) - ありがとうございます、助かりました (5月2日 12時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - mineseさん» 題名は『玉響-moment』です(* ᴗ͈ˬᴗ͈)” (5月2日 12時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
minese(プロフ) - 題名を教えてください (5月2日 11時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
minese(プロフ) - そうなんですか⁉ありがとうございます (5月2日 11時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - mineseさん» 目黒くんのお話ありますよ!お手数ですが私の作品一覧を見ていただければと思います。 (5月1日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年4月7日 16時