15 ページ15
_
また大介くんとご飯が食べられることになった。
すごく嬉しい。
大介くんの車の後部座席には渡辺さんと深澤さんがドカッと座っている。
私は必然的に大介くんの隣に座ることになる。
このメンバーならそりゃそうか。
「お前らほんと容赦ないよな。」
「だって妹ちゃんがいいって言ってくれたもん。」
「そーだけどさぁ…。」
文句を言いながらも車を発進させる大介くん。
私を妹だと言われることはもう諦めたらしく訂正しなくなった。
「よかったなAちゃんがいい子で。」
「本当にいい子でよかった。しかもナイスタイミングで同じ場所にいてくれたのマジで助かった。」
「妹ちゃんのおかげで大きい買い物しなくても送って帰ってもらえる口実になったもんな。」
「おぉい、人の身内の優しさを利用すんなよ。」
「別に利用してないし。なぁ、なべ。」
「全然してない。さすがにタクシーで帰ろっかなって思ってたもん。」
「うはは!嘘つけ!」
3人の会話を聞きながらぼんやりと窓の外を眺める。
大介くんが運転する姿を見たいのに、見たら好きが溢れてしまいそう。
斜め後ろに座ってる深澤さんにそんな表情を見られてはいけない。
そう考えていたら彼の方を向けなかった。
1203人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
minese(プロフ) - ありがとうございます、助かりました (5月2日 12時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - mineseさん» 題名は『玉響-moment』です(* ᴗ͈ˬᴗ͈)” (5月2日 12時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
minese(プロフ) - 題名を教えてください (5月2日 11時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
minese(プロフ) - そうなんですか⁉ありがとうございます (5月2日 11時) (レス) id: 8f46ce7c6e (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - mineseさん» 目黒くんのお話ありますよ!お手数ですが私の作品一覧を見ていただければと思います。 (5月1日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年4月7日 16時