3 ページ25
蓮side
「はぁはぁっ、、」
苦しそうに息をしながら俺の胸に顔を預かるA。
蓮「A。聞こえる?パパいるよ?パパの顔見て?」
そう声をかけても顔を見せてくれない。
蓮「A」
優しく名前を呼ぶと、Aはやっと顔を上げてくれた。
「はぁはぁっ、、パパぁっ、、」
蓮「うん、苦しくなるから喋らなくてもいいよ。その代わり、ゆっくり深呼吸しよう」
背中をトントン叩きながら、深呼吸を促す。
数分後、Aの呼吸は落ち着いてきた。
「パパぁ、、」
蓮「うん、パパいるよ。怖い夢見ちゃった?」
「まっくらなおへやのなかにね、Aひとりだけいたの···パパもひーくんたちもいなかった···パパ、バイバイっていってた···」
思い出しちゃったのか、また俺の胸に顔を埋めた。
蓮「思い出しちゃったね、夢だから大丈夫。パパもひーくんたちも、バイバイしないよ?Aにバイバイなんて言わないから大丈夫」
その証拠に強く抱きしめた。
やがて、疲れて眠ったA。
そのまま抱っこしながら照くんに『落ち着いてきた』とメールを送った。
すると、しばらくして照くんだけじゃなく他のメンバーも部屋に入ってきて。
亮平「Aちゃん大丈夫?」
蓮「うん、怖い夢見ちゃったんだって。俺らがいなくなる夢」
ラウ「あー、そうだったんだ···それは怖いね···」
亮平「めっちゃ泣いちゃったんだね、涙の跡ある」
深澤「ほんとじゃん。明日、目ポンポンになっちゃう」
寝てるAの顔を覗き込んだ阿部ちゃんが、Aのほっぺについてる涙の跡を撫でた。
照「めめ、このままこの部屋にAちゃん寝かせてめめも一緒に寝てあげて。その代わり、俺、めめの部屋借りるわ」
蓮「ありがとう。みんなもありがとね、心配してくれて」
翔太「当たり前じゃん。俺らの娘でもあるんだから」
佐久間「そうだよ!」
康二「声でかいで、佐久間くん!」
ラウ「そういう康二くんの声もうるさい!」
相変わらず、うるさいメンバーだけど、Aも慣れてきたのかこれくらいじゃ起きなくなって。
パパはずっと、Aのそばにいるから大丈夫だからね。
fin
1382人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
このみ(プロフ) - senaさん» いつもありがとうございます!リクエストもありがとうございます!書いてみますね! (5月8日 12時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
sena(プロフ) - いつも楽しく読んでます!リクエストで、パパと二人でお出かけデートを読みたいです!よろしくお願いします! (5月8日 10時) (レス) @page22 id: 24d2acb2ff (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃん(プロフ) - そうですか 分かりました こちらで聞いてしまってごめんなさい (4月26日 18時) (レス) id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - みーにゃんさん» そちらの方は今は書く気力がなく、今後も再開するかは分かりません。すいません (4月26日 17時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
みーにゃん(プロフ) - キンプリはパパはもぅ描かないのですか⁇ ここで聞いてごめんなさい (4月26日 15時) (レス) id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:このみ | 作成日時:2024年4月10日 20時