めめの娘は可愛いお姫様

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蓮side


だけど、それから数日後のある日のこと。


「ｸﾞｽｯ···」


珍しく朝からグズグズのA。


蓮「どうした？A」


朝ごはんも食べ終わり、さぁ保育園の準備しようとしてた矢先、ずっとAは俺に抱きついて泣いてて。


蓮「保育園の準備しよっか、A」


「ｸﾞｽｯ···やぁだ、しなぁい···」


蓮「えぇー、なんでよ、しようよ。保育園行かないの？」


「ｸﾞｽｯ···いかない···」


保育園のリュックを見せると、バンバンとリュックを叩いてて。


蓮「パパ、今日もお仕事だよ？Aが保育園行ってくれないと、パパもお仕事行けないよ？」


「ｸﾞｽｯ···いいの···」


蓮「いいの？笑 じゃあA、何も食べれないじゃん。パパが働かないと、パパもAも何も食べれないよ？」


「ｸﾞｽｯ···パパといたい···」


蓮「パパといたいの？」


「ｸﾞｽｯ···だって、ずっとパパとはなればなれだったもん···」


蓮「···そっか」


確かにここ最近は、俺が仕事が忙しくて8日連続保育園に預けてた。


今日も行くってなると、9日連続って事になってしまう。


たしかにそれは、Aはキツイだろう。


蓮「じゃあ今日は保育園休もっか。ね？」


「うん···」


蓮「頑張って保育園行ってくれてありがとね」


頭を撫でると、もっと泣いて俺に抱きついた。


しばらく抱きしめ合い、一緒に仕事場へ向かった。


今日もメンバーと仕事。


Aが現れると、みんな気付いて一斉にこっちにきた。


康二「Aちゃんやん！おはよう、Aちゃん！」


「こうちゃんおはよ！」


康二「うわー、めっちゃ可愛い」


佐久間「俺分かる？Aちゃん」


「さっくん！」


佐久間「正解！天才じゃん、Aちゃん！」


佐久間くんに頭を撫でくり回されてるA。


ちょっと苦しそう笑

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