39 ページ39
.
〈A様！次は僕お願いします！〉
A「いいよ」
結局僕は
稽古が一段落するまで
ずっとAを見ていた
A「怖くなかったですか？」
「僕をなんだと思ってるの
もう大人だし、あれくらい怖くないもん」
A「血が流れるくらい激しい稽古でしたから」
「みんな凄かったね」
A「自慢の後輩です」
そう笑いながら少し後ろを歩くA
「僕も剣術は全て学んだし
僕だってできるんだからね」
A「じゃあ運動も兼ねて
今度一太刀お相手しましょうか」
「いいね」
Aと二人きりで約束
ふふ、なんでも楽しみだな
A「私は水を浴びてきますね」
「うん」
部屋まで送ってくれたAは
そのままお風呂へ向かった
僕はベッドに寝転がって
ふぅ〜と息を吐く
たまには散歩もいいな
ずっと部屋にいても
堅苦しくなるだけだもんね
それからのんびりした日々を過ごして
たまにAは弟達に借りられるけど
それは北の国に攻められた時に
味方してくれる国を作るため
それぞれがそれぞれの国に
和平協定を結びに行ってるから
Aが護衛としてつけられるのはまぁ
妥当というか
それに、Aしか
弟達は任せられないから
Aがいない間
僕にはセジンがつくけど
あれから何もしてこないし
僕も部屋で仕事するより
父さんや弟達と共同で仕事をするようにしてたから
特に誰かの前で
何かしようとはしなかった
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：BINA
| 作成日時：2024年4月4日 2時
