すのがーるは聴覚過敏 second

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深澤side

深澤「したら1回横になろっか」


『ﾌﾙﾌﾙ いや、』


深澤「何で？」


『ソファー汚し、ちゃ嫌だからっ…』


深澤「そんなの気にしなくても大丈夫よ？あっ、照湯たんぽお願いしていい？」


岩本「うん、分かった」


深澤「大丈夫だよ。とりあえずソファーに横になろ？」


『っ、ｺｸｯ』


深澤「今回もしんどいね、」


薬は？とかどの体制が楽？って聞くけど

薬はまだ時間空けなきゃいけないし、
変に体制変えると漏れそうだから嫌だって言うA

照が来るまで声掛けたりお腹さすったりしか出来なくて、なんか…情けないなぁ、って。


深澤「直ぐに照が湯たんぽ持ってきてくれるからね」


『うん…っ、痛い』


深澤「頑張れ、頑張れ」


『っ、はぁ…痛い、痛いっ……ふか、さん…』


ふかさん！？
こんな時だけど可愛いって思っちゃう…


あ、すみません。


『はぁっ…はぁっ、ﾋｭｯ まっ、くるし』


深澤「A？どしたびっくりした？」


『はぁっ、けほ…』


痛みでパニックになってんのかな…
あっ、照来た


岩本「あれ、どした。」


深澤「多分パニックになってる。過呼吸落ち着かせないと」


岩本「じゃあとりあえず湯たんぽ当てて…」


深澤「A、分かる？俺らと一緒に深呼吸しよ」


『はぁっ、はぁ…ｺｸｯ』


岩本「1回吸って…そう、それで長く吐いて」


俺もAの方を見て一緒に深呼吸する


深澤「上手上手。もう少しやってみようか」


『すーっ…はぁー、はぁっ…はっ』


岩本「大丈夫だよ、もう1回吸って…吐いて」


この後も数回繰り返す内に段々治まってきて
泣いちゃったA


『ｸﾞｽｯ…ごめっ、なさい……めいわく、いつもかけてるのに、！』


岩本「んー？何で？いつも迷惑かけてるのは違うかな、」


『でも、現場…とかでも過呼吸、なってて っ…うっ』


岩本「そんなに泣かないで、腫れちゃうよ」


深澤「A、迷惑はかけていい物だよ？遠慮せずに俺ら頼って？」


『ﾋｯｸ うんっ…ｸﾞｽｯ』


まだグズグズしちゃってるけど
やっぱり疲れちゃうのか寝たA


深澤「まだ我慢しちゃうよね、A」


岩本「もっとAが気遣わなくても良くなるように出来ればいいけど…」


シェアハウスしてるからこういう事はもちろんある
でもそれを直していくのは俺ら自身。

また考えていけたらいいな、

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