僕の日常は異常ですか？

<出会い> ページ2

翔side

今から約18年前

ジャニーさんに連れられて1人の男の子がライブ終わりの楽屋に来た。

目がクリクリで美少年という言葉が似合うかわいい男の子。

ジャ「ライブお疲れ様」

潤「ありがとう。ジャニーさん、その子は？」

ジャ「向井康二くん、スカウトしてきた子で数年後にはJr.になってもらおうと思って」

潤「まだ入所してないんだ」

ジャ「もうちょっと大きくなって、受け入れる体制が整ってからかな」

小さい子は他にもいるし、体制が整ってないことはないと思うけど。

ジャ「I型糖尿病ってしってるかい？」

勉強している時に聞いたことがある。子供がなる糖尿病でインスリン注射をしないと、命に関わる病気。

翔「ちょっとだけなら」

ジャ「あまり知られてないけど、命にも関わる病気なんだよ。治ることはないけど、気をつけていれば、発作が起こることはない。でも、もしものことがあったら大変だからね、体制を整えてからにしようと思って」


雅「康二くん、こんにちは。お兄ちゃん達のことしってる？」

相葉くんがしゃがんで話しかけると頷くだけの康二くん。まだ人見知りしてるのかな？

智「ライブ楽しかった？」

橙「楽しかった、みんなキラキラしてかっこよかった」

和「ほんと？ありがとう」

ニノがそう言いながら、頭を撫でると目を細めて気持ちよさそうにしている。かわいい

翔「けど、ジャニーさんが連れてくるなんて珍しいね」

ジャ「関西に住んでるから、関西Jr.になる予定だけど、東京に来た時に頼れる場所があって欲しいなと思って」

潤「じゃあ、康二くんが東京来た時と俺たちが関西に行った時に会おうね」

橙「うん！」

少し慣れたのか、笑顔が見える

ジャ「じゃあ、僕たちはこれで失礼するよ」

潤「ありがとうございました」

雅「またね、康二くん」

小さな手を振り返してくれる康二くん。


バタン


雅「可愛かったね、康二くん」

智「うん、かわいかった」

潤「リーダーがそういうの珍しいね」

和「けど、病気を持ってるようには見えなかったね」

翔「俺も詳しくないけど、毎日注射しないと命に関わる病気だった気がする」

雅「えー、毎日注射するのは嫌だな」

智「東京に来たときとか面倒見たいね」

和「そうだね」

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