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碓氷side
深澤さんとゲームセンターに一緒に行く事になった。
今まで、よくよく考えると照くんや翔太くんたちを誘ったことはないし、
なんなら樹とか風磨とか健人くんとの約束も、
今まで僕の方から取り付けたことは一切なかったことに気付いた。
「‥‥どうしたらいいと思う？」
森「‥‥なんでそれ、俺に言うの。
言っとくけど、俺もAから誘ってもらった事ないからね。」
「‥‥深澤さんが、メンバーには話さないでね、って。
それで、樹とかは繋がるかもしれないから良くないかなって。」
森「‥‥俺から繋がるとは思わなかったの。」
「慎太郎は僕が言わないでって言ったら言わないでしょ。」
森「‥‥そりゃ、まぁ‥‥そうだけど‥‥。」
「あ、だから言わないでね。」
森「わかってる。」
慎太郎に相談をふっかけた。
誘った側が何をすればいいのかとか。
照くんとか翔太くんがやってくれたみたいにしたら良いのか、とも思うけど。
けど、深澤さんと僕の関係値は2人と比べても少ないし。
森「別に、普通に樹とかと出かける時にやってもらってることやればいいじゃん？
周辺の飲食店見とくとか、終わった後にどっか行くならその行き先探すとか。」
「‥‥失礼じゃない？馴れ馴れしくない？」
森「‥‥仲良くなりたいんでしょ？多少馴れ馴れしくくらいいかないと。」
ふっかなら大丈夫だから〜なんて慎太郎は言うけど。
やっぱり、依然として不安は消えず。
森「じゃあ、せめて準備だけしときなよ。
なんかあった時の方があなた困るでしょ。」
「‥‥たしかに？」
結局、慎太郎に煙に巻かれたような状態ではあるけど。
けど、僕なりに準備はして、当日を迎えたつもり。
「‥‥なんか、流石に張り切りすぎた‥‥？」
ゲームセンターの周辺を調べたり、服装とかも色々。
なんというか、やる気と情報だけ先走った感がすごい。
これ、すっごい恥ずかしいやつじゃない？
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作者名：姫色 | 作成日時：2024年4月13日 17時
