検索窓
今日:143 hit、昨日:236 hit、合計:42,801 hit

第2話 ページ2

当たり前のように次の日も辰哉は私の家に来た


私達のこの関係って何になるのか、たまに考えてしまう

ただの幼馴染みでしかないのかな?


深「あっ!そうだ!コレあげる!」


辰哉が何か思い出したかのようにカバンの中を漁りだした
何をくれるんだろう?


深「はい!」


辰哉が私にくれたのは、辰哉のアクスタと写真


深「嬉しいでしょ?」

『あー、うん。ありがとー。』

深「おい!喜んでよ!」


こんな冷たい反応してるけど、本当は内心嬉しい

毎回新しいグッズが出ると何故か私にくれる


深「この写真のビジュ良くない?」

『はいはい』


いつも隣に居るのは深澤辰哉なんだけど
こうして写真やテレビを見るとSnow Man、深澤辰哉なんだよな


『いつも私にくれるよね?お母さんにあげたら?』

深「んー?でも、A俺のグッズ飾ってくれてるじゃん?」

『貰い物だからね』


そう。部屋に歴代のアクスタを飾っている
試しに飾ったら辰哉が喜んでくれてたから貰う度に飾るようになった

まるで尽くしてる彼女だよね


『そういえばモテモテ伝説、まだ話してるんだね』

深「おん。お前も知ってるだろ?」

『でも、聞き飽きたよ』

深「そんなこと言うなよ」


確かに辰哉はモテてた

テレビで言えば笑われたり疑われたりしてたけど
バレンタインは手紙だけじゃなく、チョコもたくさん貰っていた

その時の私はまだ料理が苦手で手作りは出来なかった

市販のやつを買うものの、辰哉が女の子から嬉しそうに貰ってる姿を見ると渡せなかった


そのことを唯一知っているのが照だ
私が渡す予定だったチョコは甘党の照が食べていてくれた


深「昔はバレンタインチョコくれたのに、途中からくれなくなったよな〜」

『あんなに貰えば要らないでしょ』

深「それとこれとは別じゃん。俺待ってたのにさ〜」


今更そんなこと言われてもって話だよ


深「あっ、チョコで思い出したわ!」

『なに?』

深「これ、照から」


辰哉が私に渡したのは有名なチョコ


『え?私に?』

深「おん。Aが好きだからって」

『ありがとう。そういえば、最近照に会ってないな〜』

深「連絡してみたら?」

『いやいや今じゃ気軽に連絡出来る相手じゃないよ』

深「おいおい!俺もアイドル!」

『勝手に辰哉が来てるだけでしょ』

深「あはは。まぁ、そうなんだけどさ」



遠い存在に見えないのは幼なじみの特権だよね

第3話→←第1話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
925人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yuki07 | 作成日時:2024年2月25日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。